オレイン酸(C18H34O2)の補給でしっとり保湿

 オレイン酸

オレイン酸は肌に塗るとしっとりとした使用感で、保湿効果に優れています。
また、皮膚常在菌を増やす効果もあるため、皮膚のバリア機能強化が狙えます。

[オレイン酸含有量が多く、オレイン酸による効果が狙えるオイル]
・オリーブオイル
 イタリアを中心とする地中海域で古くから愛されて来たオイルです。
 エキストラバージンオイル、バージンオイル、ピュアオイルとがありますが、もっとも多くの成分を含むのは、エキストラバージンです。しかし、香りが強いため、化粧用に用いる場合は、これを薄くしてあるものが用いられます。


・スイートアーモンドオイル
香ばしい香りで、料理にもよく用いられます。またノンコレステロールでもあります。
スキンケアにおいては、保湿力の高さから、マッサージ、バスオイル、石鹸の材料などにも用いられます。 


・ツバキオイル
 ツバキは照葉樹であり、温帯気候に属する日本には多く棲息している、なじみのある植物です。したがって、生産量もあります。同じツバキ属であるお茶の栽培も盛んで、お茶の実の油もあり、組成は似ています。


・ヘーゼルナッツオイル
 食用としてはフランス料理にはよくつかわれるオイルです。ノンコレステロールなので、健康に関心のある方に選ばれています。 スキンケアでの使用においては、肌触りの軽さからマッサージやバスオイルとしても使用されてきました。


・アボカドオイル
オリーブオイルよりも熱に強く、加熱調理しても栄養の損失が少ないとされています。スキンケアに用いる際は、すこし重い使用感なので、他の軽いオイルと混ぜて使われます。


・マカデミアナッツオイル
酸化しにくく、料理の他、マッサージにも用いられます。
オレイン酸の他に、パルミトレイン酸も多く含むのが特徴で、美容の面で非常に注目されています。


・茶の実オイル
 ツバキ科の山茶の実を絞ってとる油です。 オリーブオイルよりもオレイン酸を多く含む、というデータもあり、酸化もしにくい特徴があります。強いクセがなく、料理に用いられる一方、マッサージにも使えます。


オーナーのおすすめ
最もポピュラーなのはオリーブオイルですが、ここでは椿の実のオイル、カメリアオイルをおすすめしようと思います。さらっとした使用感で、しっとりします。