脂肪酸スキンケア

オイルの使い方しだいで、年齢肌、トラブル肌を効果的に改善させることができます。

意外に不足しているγリノレン酸(C18H30O2)

ガンマリノレン酸


 αリノレン酸が食事で不足しやすいという話をしましたが、実は、合成されるとはいえ、γリノレン酸の不足も、非常に注目されています。それは、本来、γリノレン酸を体内合成できるはずの力が、人によって大きく異なるということがわかってきたからです。さらに、個人差に加え、加齢によってもその合成能力は衰えてくるため、リノール酸をとっていれば、γリノレン酸も補給されたと簡単に安心出来ないのです。とくに、この力が弱い人はアトピー性皮膚炎にもなりやすいのではないか、との推測もされていて、皮膚炎におけるγリノレン酸の重要性が伺われます。

γリノレン酸を多く含むオイル

・ボラージオイル
・月見草オイル

トラブルに対しては、まずαリノレン酸(C18H30O2)

アルファリノレン酸


 基本的に乾燥肌で、かつ保湿では改善しない皮膚症状に対して、まず選択が考えられるのが、αリノレン酸です。食事によるαリノレン酸の不足が考えられ、また皮膚組織に必要なαリノレン酸が足りていないことが、トラブルに繋がることが考えられるからです。

アルファリノレン酸を多く含むオイル
・フラックスシードオイル(亜麻仁オイル)
・えごまオイル
・しそ油
・ローズヒップオイル
・ククイナッツオイル
・キャノーラオイル
・馬油

 リノレン酸は、リノール酸と同様、人間の体内では合成できない脂肪酸なので、食事での摂取が必要な脂肪酸、すなわち、必須脂肪酸に数えられます。近年では、リノール酸は食品に含まれることが多く、不足の心配はあまりないとされていますが、リノレン酸、とくにαリノレン酸の不足は、非常におこりやすくなっているため、注意が必要です。さらに、このリノレン酸は酸化しやすいため、リノレン酸を多く含むオイルは鮮度についても注意が必要です。酸化したリノレン酸はかえって過酸化物質となります。これは、食事で摂る場合でも、スキンケアで用いる場合でも、問題になってくるため、気をけなければなりません。

リノレン酸には、大きく2つの種類があります。αリノレン酸と、γリノレン酸です。ですが、γリノレン酸のほうは、実はリノール酸をもとに体内合成ができます。ですので、厳密な言い方をすれば、食事での摂取においては、αリノレン酸に気をつけているべきだ、といえるでしょう。


スキンケアにおいても、 αリノレン酸と、γリノレン酸は、非常に注目されています。どちらも皮膚のコンディションにも大きく影響する脂肪酸だからです。
これらがうまく供給されていない皮膚は、潤いを失うだけでなく、本来あるはずの防御機能が働かなくなるため、湿疹や炎症などのトラブルを起こし易くなります。

αリノレン酸、γリノレン酸のいずれも、皮膚から浸透し、皮膚細胞のコンディションを整えてくれる数少ない脂肪酸です。
 
女性イラスト第2章_2

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